新年早々、一年ちょい前に完成した御宅の一年点検。
事務所開設以来の設計技術の蓄積によって、細部に渡る設計配慮や施工監理方法の改善をし続けていますが、おかげ様で、コンクリート躯体にまつわるひび割れ問題や施工起因によるトラブルが殆ど皆無でした。
また真っ白け建築であっても、外壁汚れが殆どナシ・・・諸々の設計努力や現場の気の利いた施工の成果があり、でした。近年の不意に起るゲリラ豪雨時のトラブルや、猛烈な夏の暑さによるトラブルなども皆無でした。もちろん、その他の細かい部分での部品材料等の見直しの余地とか、デザイン性の向上課題など、幾つか思うことはみつかりましたが・・。お客様の使い勝手は、画満足大好評裏、、で一安心。何よりもお客様の丁寧な住まい方が伺われ、嬉しかったデス。お客様の御家族が一人増えたっていうのも、嬉しいニュースでした・・・。
昨日、ito連れての打合せの帰り、街道沿いに新しい拉麺屋発見。いかにも最近の店舗らしい、お洒落で一見美味そうににみえそうな?店舗デザイン。itoは、いってみたそうな顔してが・・・BOSS曰く
「いいか、店構えばかり気にかけてる拉麺屋で、ウマイ店なし、っていうんだよぉ」
「考えてみぃ、店の見栄え気にかける暇とカネあれば、ちょっとでも美味しいモン創って、客を喜ばせるのが『職人』ってもんだ。例えば、巨泉だって慈庵だって、如水だってみ〜んな店構えにはカネかけとらん、だろう?それでもって巨泉や慈庵は、ひたすらウマイ拉麺追求しているだろう?あと、西区の消防署の横っちょの一徳、あそこも店せまくてキタナかったけど、エエ味だしとったぞぉ。」
っていう会話。ついでにもう一言(多い)BOSS・・・
「いいか、デザイナーの世界だって拉麺屋と一緒、『おれデザイナー』って顔して、ヒゲはやし、真っ黒い服着て、みてくればっか気にかけているヤツ、よぉ〜おるだろう?そうそう、ちょっと珍しそうな欧州車なんか乗っとるヤツ・・、ああいうのに限って、ロゴデザインにしてもチラシ頼んでもロクなプレゼン見せてくれたことないんやぁ。自分の見かけに精だすヒマあったら、ちゃんとしたモンつくれや!。モノつくりちゅうのはなぁ、エエモン創って、お客に喜んでもらってなんぼのモン、や。エエモンさえつくれりゃあ、見掛けなんか関係ないわぁ。そうだろう?例えば、安藤忠雄や伊藤豊雄みてみぃ・・・み〜んな、ダサイ格好しとるがなぁ、それでも彼らは、自信に満ちた顔つきでみんなが納得してしまう、こうジワ〜っとした雰囲気もっとるだろう??、おれらぁの業界だって同じだって・・・」
そしたら、察したito曰く、
『あ〜、このあいだ○○にきていた、□△×さんみたいなモンですねぇ〜』
そいで、BOSS
『お〜そうだ、あの人あの人・・・・カッコばっか・・・』
、、、、、、、これ以上同業者風情のこと言い出すと・・・波風たちそうなので止めときます。
さて、昨日は事務所の備蓄食材も底をつき、面倒くさくなって、また皆で拉麺喰いに出かけた。ワタシャ(我が家でも)、基本的に外食する場合は「自分では創れない料理」を食すのを鉄則としている。フレンチやイタリアン、キッチンスギヤマのカニクリームコロッケ…etc.全て、自分ではつくれっこない次元のものを、外で食したいもんだ。拉麺なんて、あんな手間暇かけているものはとても自分の手には負えない。
昨日のお店は、星ケ丘の「福 家」っていうところ。ラ王さんの評価では、結構良かったので期待・・・
お店入って、テーブル席に座って、スタッフとああだこうだ、と品定め。mutsuは相変わらず「大盛り」を喰らうつもりらしい。BOSSは新規のお店では「大盛り」は避けることにしている←ウマイかどうか分からず、リスクがある。そんなこんなで、お店の若い子♂が注文聞きにくる。
『こちら、お水になります』
ん・・・???思わずBOSS、
『これ、水にきまっとる、がやぁ!』

って、言い返してしまった・・・ゴメン。
最近あちこちで「最近の日本語オカシイ」って記事みかける。そのなかのひとつ、ファミレスなんかで
『こちら○○○になります』
ってやつだ。それにしても「こちらお水になります」はないだろう!そのあと、思わずBOSSひとりでハラ抱えて笑ってしまった。それ言うだっらせめて・・・・
『お水でございます』
だろう・・とはitoの弁。もっともだ。それにしても、たかが拉麺屋で、ただの水、「お水でございます」はないだろう・・・そう言ってくれりゃ、こっちだって「ハイハイ、どうもありがとう」ってことにはなる。
そんなやりとり、があって・・・お味の方は・・・まぁ書くのやめとく。
帰り際、お代払って会社宛の領収書を「アーキスタジオです」って頼んだ。そしたら、先程の若い子♂が書いてくれた領収書は・・・
『アーキスタッジョ』
って書いてあって・・・またまた大笑い、楽しませてくれたラーメン屋さんだった。

先日、別件打ち合わせの帰り道、進行中の現場を突然チェック。こちらの現場はitoが担当で、私が抜き打ち?配筋検査。。。行けば、イヤなことも一言二言指摘せにゃイカンです。
世の中は、次から次へと新工法・新技術が開発されています。JASS規格やら○○建築仕様書やらも厳格になる一方です。それらをちゃんと知識吸収して、自分達の設計・監理に活かしていかなければならない、常々思う日々です。
いまから、8年半も前のブログ記事の御紹介。結構言いたいこと言ってましたねぇ・・・、でも本心はいまでも変わらないと思っています。
自分では「設計職人」でありたい、と思っています。会合でて〜酒飲む時間よりも、ひたすら自分の設計がしていたい性質。自分で「ココの収まり3mmにするか5mmにするか?」で悩んだあげく、現場がキレイに収まってくれりゃあ、素直に嬉しいもんだ。モノつくりとして没頭していたい仕事バカに変わりありません。
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【2003.03.28・・・No.18 鰹・・・】
拉麺屋は、やっぱラーメンつくりの一生懸命さがつたわる店がヨイ。店舗設計にごちゃごちゃ金かけて、うんちく並べる店よりも「おとこは黙ってラーメンつくる」雰囲気を前面 にだした店のほうがウマイ、と思う。
店舗設計したこともあるが、どちらかというと得意ではない。多くの飲食店舗の場合、例えば「和牛と称して中身は違う、茹で上げ自家製麺と称して冷凍麺、特製タレの炭火焼き鳥と称して冷凍の焼き鳥をチィ~ン、ソース類は全部業務用の既製パック商品、、、」という店が多いと思う。本業のモノつくりよりも「お店の体裁つくり」に精をだす店が多いと思っている。自分の経験からすると「本物にみせかけるキャッチコピーや看板的建築」に腐心してデザインしなければならない、「本当はコレ使いたいんだけど、店舗だからこの程度でイイ、消費者には違いがわからん」ということ、空しい・・・そりゃ、非日常的なスペクタクルスペースと称してディズニーランド的な空間つくるのもたまにはおもしろい。日本の店舗的なトラットリアは所詮イタリアのトラットリアの虚構にすぎない。流行のCafeもバルセロナのクアトロガッツなんかの虚構で終わっている(要するにディズニーランドにあるレストランだ)。経営者が「虚構の空間でニセモノばっか売る」構図、結果 それにカスタマイズされていく消費者、日本の消費社会どこかおかしいように思う。

先日、またクライアントのKaさんから「鰹のタタキ」頂いた。おいしかった。私、鰹ずきです。寿司屋(ここ数年は子供の都合でクルクルばっか)でも頼むのは「鰹・鯵・鰯・秋刀魚・・・」系統ばっか(あとは穴子・ウニ・イクラ・白魚・貝類…etc)。先日新聞にも三重の浜島のほうで、鰹が豊漁とかっていう記事のってたので、ご主人の実家はそっち方面 かな、と想像した。事務所の賄いメシのメニューは「鰹のカルパッチョ土佐風味+大根のそぼろ煮+豆腐と葱のみそ汁」、ちゃんこ番はBOSS。
ウチの事務所では、完成お引き渡し後1か月目と1年目に施工会社と共に伺って、検査を実施しています。1年後検査は、四季を通じて暮らした結果、気候の温暖や湿気の差異によって生じた不具合がないか、を確認させていただきます。上記の期日以外であっても、施工会社さんと協同して随時、迅速に対応するようにいたしております。

おかげさまで、お客さん曰く「いやぁ〜快適快適・・・、家からでかけたくないますわぁ」なんてこと、おっしゃっていただき、感謝感激雨アラレ、ですが・・・・一年検査させていただく側としては、ちょいと心配の方が先立ったりもします。ちゃんと、真っ白い外壁は真っ白いままなのだろうか?雨漏りしていないか?・・・心配しはじめたらキリがありません。手塩にかけた我が子が嫁いでいるような心境です。
ただ・・・どうしても、室内建具に関しては「建具反り」からくる不具合が度々あります。いかんせん、私が設計する室内建具、殆どが天井高さ一杯のH=2400〜2600ぐらいの引戸が多いもので・・・。毎度毎度、一年検査後には工務店さんの建具屋さんに半日ほど入ってもらい、再度建て付け調整やら、反りの修正やらをやっていただいております。そのおかげ、その後は建具の不具合も落ち着くものです。
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